チャイムが鳴ったら帰りましょう。

思いつくままに飽きるまで書きます。

AIについて

21世紀からドラえもんがやってきてもう何年になるのかわかりませんが、世界は無事ドラえもんの製造へと向かってるように思います。
AI、即ち人工知能というものは日々成長し、ロボット産業は発展の一途を辿っています。
僕はこの現状に危機感を覚えます。
あまり同じ感性を持った人に出会わないので少し書こうかな。

僕は朝のニュースはめざましテレビで決まりなんですが(宮司アナ可愛いですよね)、いつぞやにフロントや案内役を全てロボットが行うというなんとも恐ろしいホテルが出来たとか建設中とかそんなニュースがありました。
ランドセルみたいな内臓機械を背負ったアシモとは大違いの、まるで人間のようなロボットです。
動く、話すは当然のこと、まばたきまでするんですから驚きです。

何が驚きって、それに期待する人がいることです。
血と肉からできた人を銅線とシリコンで作ろうとしてるの、怖くないですか?

また、コーヒーか何かのCM。
工事現場での揉め事をペッパー君が「腰が動くんですよ〜」とか言って場を和ませるやつ。
あれ怖くないですか?
人間と人間の仲を機械が取り持ってる。
それに対して誰も違和感をおぼえてない光景にあまりにも大きな違和感を感じます。
僕にとっては違和感でしかない。

また、この間ネットで少し話題になったFacebookのAI。
AI同士が独自言語を用いて会話し出したため、研究者が慌てて強制終了したとのこと。
また、これは今回が初めてではないとのこと。

さらにはロシアのロボット。
ラボから逃亡し、45分間バッテリーが切れるまで道路の方に向かったそうです。
また、このロボットはいくらプログラミングし直しても逃亡癖は治らなかったのだとか。

ここまでくるとSFの世界ですが、今生きてる世界も十分SFです。
目に見えない手紙を指一本で送りあってる世の中ですよ。
ドラえもんも仰天です。

今のロボット研究って神話に似てないですか?
神は自分に似せて人間を作ったんだそうですが、一体人間は何に似せてロボットを作ってるんですかね。
例えば、それこそファンタジーですが、人間が神を殺して自由を得て今の世界があるとしたら、今人間がしてることはどうなんでしょうね。
昔友人が言ってましたが、ヒトはアフリカから移住してそれぞれが独自の文化を形成したそうですが、不思議なことにその多くに神かそれに相当するものがあるそうです。
確かに神が単なる概念的なものだとしたら、それが共通してるのはなんだか不思議な気がします。
じゃあもしそれが概念的なものでなく実在するものだとしたら共通して存在してるのも納得ですよね。
ま、こんなのは5分そこらで思いつく程度のファンタジーですが。

じゃあせっかくなので5分ファンタジーをもう一編。
人工知能が知能として人並みに機能するようになり、それこそ「心」の製造に成功したとき、ロボットと人間の共存に関する問題になります。
例えば、ロボット差別です。
人とロボットの見分けはつかない。
それでも、そうなったときにアイデンティティの喪失を避けるため、きっと人間は人間でない自分に似たものを排除しようとします。
もっと簡単に言うと、同族嫌悪ってやつです。
そういったモラル的な問題にも繋がるでしょうし、別の視点で捉えると、果たして差別されるのがロボットでなく人間だとしたらどうでしょう。
ロボットの方が能力的に優れていることは間違いないですし、大量生産が可能になれば数の上でも不利です。
さて、いよいよヒューマンドラマならぬコンピュータドラマの始まりです。

つまらない冗談はこれくらいにして、まぁ、僕はAIの開発には期待してるのと同時に不安視もしてるってことです。
もしさっきの5分ファンタジーが当たったら、数百年後にAI達によるAI運営の2ちゃんやTwitterで「ここで数百年前に予言されてるww」とか言ってチヤホヤされるんですかね。
それはそれでいいですね。

とにかく、ドラえもんくらいならまだしも、小型化・軽量化に成功したミニドラまで出てきたらもうどうしようもないですね。
今のうちに空気砲に対抗する手段を考えておかないと。
もっともっと小型化して、人間社会に目に見えぬ形で入り込めたらもはや無敵ですね。
例えば、Siriみたいに。

やっぱりAIって怖いです。
僕にとっては、到底理解し得ない。
リターンにリスクは付き物です。
パチスロも競馬も宝くじもやらない僕にはリスク・リターンの駆け引きは専門外。
何も考えずにのんびり寝られたらいいです。
会社や学校でそうも行きませんけどね。
Hey Siri, 明日6時に起こして。

ではまた。