チャイムが鳴ったら帰りましょう。

思いつくままに飽きるまで書きます。

SoftBank Airについて

この世には、壊れていなくてもゴミに分類されるものがある。

SoftBank Airとは、まさにそういうものである。

 

SoftBank Airをご存知ないという幸せなお前の為に、懇切丁寧にこの僕が説明してやる。

SoftBankはこの世にとんでもないものを産み落とした。

毒親に「お前は失敗作だ」などと下らないことを言われて沈んでいる奴は心配しなくていい。

お前はSoftBank Airの5億倍役に立つ。

 

狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会を経て、仮想と現実が組み合わさったSociety 5.0に向かうと言われる現代の日本において、インターネット環境はもはやライフラインと化した。

子ども達は放課後公園になど集合しない。

マイク付きイヤホンを付け、サイバー空間で無数のハンドルネームの間を闊歩する。

 

我々においても同様である。

画面越しに友人達の顔を並べて酒を飲んだりゲームをしたり愚痴を言い合ったりする。

観たい映画があるからといってレンタルビデオショップになど行かない。

読みたい本があるからといって本屋にも行かない。

全て、手元の端末で完結する。

買い物に出かけるのも、旅行に行くのも手ぶらでいい。

財布すら必要ない。

ポケットに入った宇宙を翳せばそれで終わり。

 

こうなってくると、たった数年前と比較しても価値観が大きく異なってくる。

いかに不自由なくこの環境に溶け込めるか。

仮想を現実にどれだけ違和感なく持ち込めるか。

それが所詮は仮想のものであると認識してしまったら終わり。

つまり、ラグや通信不良は、日常と仮想を分離される致命的欠陥なわけである。

 

さて、こうした環境下で現代人が最もストレスに感じるものの一つが『通信制限』である。

毎月定まったデータ量を超えてしまわないよう、時代に即した新たなる「節約」をしながら生きている。

とりわけ使用時間の長くなる自宅でのデータ通信をノンストレスに行うための、また、それ単体でデータ通信を行う事の出来ない電子機器に生命を送り込み、現実に組み込むためのツールがある。

それがご存知「Wi-Fi」である。

 

Wi-Fiを発する機械とは、ある種自らのエネルギーで発光する事の出来ない惑星に光を送り込む恒星、太陽であると言えるのだ。

これがモバイルルーターである。

通常この機械を使用するには、回線を引くための工事が必要である。

その手間を取っ払った革命的な商品こそ、SoftBank Airなのである。

 

SoftBank AirSoftBank社の手掛けるゴミ屑で、なんと工事やセッティングといった工程は一切不要。

コンセントにプラグを指すだけで自宅に太陽を作り出せるという優れた代物である。

速度制限は無し。データ容量無制限。

主に契約期間の限られた賃貸などで生活する一人暮らしの学生や社会人に利用される。

僕の手元にこのカスがあるのも、こうした背景からである。

 

大学に通う為に一人暮らしをしていた弟が、僕が実家を出るタイミングで留学に出た。

その間、アパートは後輩に譲り、携帯は解約。

このSoftBank Airも同様に解約しようとしたのだが、2年の契約があるため、学生には安くない解約料がかかる。

そこで、一人暮らしを始める僕に白羽の矢が立ったのである。

 

実家で何不自由なく光回線を利用していた私は、何も知らぬままこのゴミを引き受けた。

これが、最大の不覚であった。

 

まず、最低条件であるはずのインターネットが繋がらない。

僕の住むアパートの周りに大きな建物はなく、外から入るものを遮断するようなものは全くない。

しかし、とにかく繋がらない。

スマホで何か検索しても結果が一生出ない。

マジで一生出ない。

このまま家を飛び出し、図書館へ赴いて書物をあたった方が手早く結果が得られるくらいに遅い。

でもそんなことをやってる暇はない。

ではどうするか。

簡単である。

Wi-Fiの接続を切って、データ通信を行うのである。

果たして何の為のWi-Fiか。

一体何に毎月5,000円強、年間にして6万円以上もの金を払っているのか。

 

趣味で夜中に海外サッカーを観る。

貴重な睡眠時間を削り、好きなチームを応援する為に3:30に起きる。

これが生き甲斐だからである。

ところが試合が観られない。

配信がないとか、そんなことではない。

いつまで経っても僕のTV画面にはグルグル回る黒い輪っかしか映らない。

 

仲間と一緒にゲームをやる。

ボタンを押してから2秒後にキャラクターが動く。

操作もままならぬまま、敵にやられる。

酷いラグである。

ゲームが悪いのかというと、そうではない。

単に通信環境が悪い。

 

このストレスは並大抵のものじゃない。

この世の全てのものに当たり散らかしたくなる。

 

クソほど役に立たないチャットの相談、相談したい時にはほとんど終わっている営業時間、全く解決しない「よくある質問」。

全てがゴミ。

ただのゴミではない。

金を食うゴミ。

ゴミの中でもとりわけゴミ。

この世の底辺。

通信量の節約にはならず、本来日々のストレス解消となるはずのゲームや動画、ライブ中継で新たなるストレスを生み、そして金を食う。

 

いいかSoftBank

このゴミの製造を今すぐやめろ。

そしてこの世の全てのSoftBank Airユーザーに謝罪しろ。

何も知らずに契約してしまう犠牲者をこれ以上増やすな。

 

来春より一人暮らしを始める新大学生や新社会人ども。

世界の中心である三重県から忠告してやる。

SoftBank Airだけは契約するな。

 

燃えないゴミでも、こいつだけは燃やしていい。

このカメムシの死骸以下のゴミ製品も、それを作って搾取を続けるSoftBankも僕は大っ嫌いだ。

孫正義は今すぐ破産しろボケが。

 

 

【追記】

引越しして他の会社と契約したのでSoftBank Airとの日々もあと少しとなりました。

まだ工事日までの1ヶ月程度は使うため、住所変更の手続きもしましたが、「登録されている住所ではない場所で利用が続いている」と、利用を強制停止されました。

問い合わせは19時まで。メールでの問い合わせは不可。

金返してくれホントに。